いざ!ノイシュヴァンシュタイン城へ…

ノイシュヴァンシュタイン城はルートヴィッヒ2世の空想の世界を現実にした夢のお城でもあります。

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いざ!城めぐり

初めてのヨーロッパへの旅行を企画中です。ヨーロッパに旅行となると、すぐ頭に浮かぶのはどこになるでしょう~?!

ドイツのテレビ番組で「日本で最も有名なドイツの場所」として紹介されたのが【ノイシュヴァンシュタイン城】です。ドイツに行った事はなくても、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったお城ときくと「あの城ね?!」とすぐにイメージがでてくるかもしれません。旅行代理店のパンフレットにもほとんどと言って良いほど、ノイシュヴァンシュタイン城の写真が使われています。とてもきれいなお城なので別名【白鳥城】と呼ばれています。日本ではかなり知名度の高いノイシュヴァンシュタイン城ですが、世界遺産ではありません。ドイツで世界遺産登録されているお城は、ヴァルトブルク城です。世界遺産のヴァルトブルク城よりも、ノリシュヴァンシュタイン城の方が断然私たちには馴染みがありますし有名です。そしてこのノイシュヴァンシュタイン城が私たちにとても有名なのには、ヨーロッパツアーでめぐるときにロマンチック街道(ドイツを巡るツアーの場合は必ず組み込まれる)のクライマックスがノイシュヴァンシュタイン城だからです。冬の雪化粧しているノイシュバンシュタイン城も綺麗ですし、新緑の中にそびえたつノイシュバンシュタイン城もおとぎの国?!と見間違うほど別世界です。

日本で最も有名なドイツの場所

ノイシュバンシュタイン城が書かれた絵葉書や、テレビや写真などでよくみるノイシュバンシュタイン城のアングルは、マリエン橋から撮影されています。マリエン橋は別名ペッラート橋とも呼ばれています。そして渓谷(高さ90m)に架けられていて橋の素材は木製で大人2人がすれ違うことがやっとできるぐらいの狭さなので、足元がゾクゾクッとする恐怖も一緒に味わえます。この恐怖に打ち勝ちながらのノイシュバンシュタイン城はお約束のアングルでもあるので、格別です。いろいろな媒体で撮影されているので、どんな景色でも絵になる美しさ。たとえ雨であって雨に濡れそびえたつノイシュバンシュタイン城なので、私たちの機体を裏切らない美しさは必ず味わう事ができます。

お土産

ちなみにノイシュバンシュタイン城のお土産屋さんでしか買えない限定お土産があります。それはドイツの老舗で有名な織物フェイラー(FEILER)のタオルです。ドイツ・ババリア地方の伝統工芸織物から発展させシュニール織りは、お高い値段で女性にとても人気があります。学校などのバザーなどでたまに見かけますが、すぐ売れてしまうほどの人気の高い商品です。本当に個人的な私の意見ですが、どうしてもおばちゃんのイメージがしてしまうので、プレゼントにもらったこともありますが心中は微妙ですが、あくまでも私の個人的な意見で、フェイラーのエプロンやタオル類はとても人気があるブランドです。ノイシュバンシュタイン城でしか購入できないフェイラーのタオルですが、これはかわいい!!フェイラーを微妙に思う私でも、これならお土産で欲しい!と思う程可愛いタオルです。もちろんこの限定フェイラーはノイシュバンシュタイン城がデザインされていて、春夏秋冬の4パターンです。お値段も強気で12.5ユーロなので、日本円にすると約1700円ぐらい。(やはり高い)ばら売りなしの4枚セットは60ユーロなので約8000円で売られている商品もあるです。やはりフェイラー高い・・日本で販売されているフェイラーのタオルもかなり高いですので、ノイシュバンシュタイン城限定を感がると、日本で購入するよりはお得ですね。おまけにデザインもおばちゃん風ではないので、ノイシュバンシュタイン城へ行かれる時は是非お土産屋さんもチェックしてみてください~♪他にはお約束のノイシュバンシュタイン城模型とか、マグネットにノイシュバンシュタイン城のが印刷されたマグカップとか定番とわかっているからこそ、欲しくなってしまうのは私だけでしょうか?!

そして、ノイシュバンシュタイン城近くのお土産屋さんで売られているのは【クロイツカム社】のバウムクーヘンです。クロイツカム社の創業は1825年です!ちなみに日本は文政8年鎖国の時代です。鎖国時代に作られたクロイツカム社はドレスデンに本社があり、ミュンヘンに支店があるバウムクーヘン発祥のお店です。日本ではなかなか入手することが難しいので、ノイシュバンシュタイン城を観光した時にはこのバウムクーヘンも是非手に入れたいところですね。

死ぬまでに行きたい世界の名城25

日本人に大人気のノイシュバンシュタイン城ですが、トリップアドバイザー(旅行口コミサイト)の【死ぬまでに行きたい世界の名城25】の中で見事1位と堂々のランクインです。1位以下をご紹介すると、2位姫路城(別名:白鷺城)3位紫禁城(ラストエンペラーで有名。北京)4位タージ・マハル(最も美しい霊廟とも)5位ダノター城(スコットランドの13世紀の古城)6位サンレオ(イタリア中部。ルパン三世カリオストロの城の舞台になったとも)7位シャンボール城(フランス、ロワール川の畔。ちなみに庭へは立ち入り不可)8位アイリーンドナン城(スコットランドでもっとも美しいと呼ばれていて、小島に浮かんでいる城)9位ブラン城(別名ドラキュラ城、14世紀に建てられたルーマニア南部にある古城)10位カステル・デル・モンテ(イタリア南部。1ユーロセント硬貨の裏面に描かれています。場所がかなり辺鄙なところにあります。お城は八角形で不思議な形です。お城の周囲にはなんにもありません)

ノイシュバンシュタイン城

ドイツ語で Schloss Neuschwanstein、アレマン語では、Schloss Nuischwanschtui、バイエルン語では Schloss Neischwanstoaです。場所はドイツ南部のバイエルン州バイエルン・シュヴァーベン地方にあるお城です。オストアルゴイ郡フュッセンの東南東方向(直線距離にて約4km)に位置しています。バイエルン王ルートヴィヒ2世(別名:狂王)が作ったお城で19世紀に建築されました。お城の内部ももちろん見学することはできますが写真不可なので、私たちがよくみるマリエン橋からの撮影された外からのお城風景が有名です。ノイシュバンシュタイン城の近くには、フートヴィッヒ2世の父親が所有していたホーエンシュヴァンガウ城があるので、併せて城めぐりするのも楽しいです。

そして名前のノイシュバンシュタインという城名ですが、現在ホーエンシュヴァンガウ城があるかつてあったシュヴァンシュタイン城にちなんで1890年に「新しい」という意味の「Neu(ノイ)」がつけられて建設された当時はノイホーエンシュヴァンガウン城とよばれていました。

ノイシュバンシュタイン城建設まで

狂王としての側面でもよく知られているルートヴィッヒ2世ですが、彼はワーグナーの世界観に陶酔していた人物で中世騎士道への憧れを強く抱いていました。ちなみにワーグナーには膨大な金額の援助を与えて、ワーグナーが創った歌劇を「私たちの作品」とまで呼んでいたほどの傾倒ぶりでした。(かなりの援助を受けていたワーグナーは自分の作品にルートヴィッヒ2世が口出すことは許していません)

そして、ルートヴィッヒ2世はルイ14世にも心酔していたので、ルイ14世のヴェルサイユ宮殿やヴァルトブルク城を見る事で、「自分の作品」を作らねば・・と思い、中世への憧れを具体化するロマンティックなお城を作ろう!と決意することになりました。ルートヴィッヒ2世のロマンテイックなお城というキーワードにお城を建設するにあたって、城全体のデザインをするように指名を受けたのは建築家や技術者でもなく、画家でした。画家のクリスチャン・ヤンクです。クリスチャン・ヤンクは元々は宮廷劇場の舞台装置と舞台美術を担当していました。

ノイシュバンシュタイン城は、ドイツの城館に本来ならば必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはありません。玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟を造るといった具合だったので、実際には総石造りではなく鉄骨製、といった具合でした。ルートヴィヒ2世の趣味のためだけに建設されているので、実用するのにはとても不向きな城です。お城の建設は、1869年9月5日に建設が開始されて、1886年には、なんとか居住できる程度に出来上がりました。

ノイシュバンシュタイン城内部

玉座の広間

豪華とインパクトが大なのが「王座の広間」です。広さはそれほど広くはないのですが、4階と5階を吹き抜けにしている空間は、煌びやかな黄金の輝きはまさに絢爛豪華そのものです。球状と半円筒形を組み合わせて造られているこの広間ですが、ビザンチン式の聖堂を参考にしています。ヴェネツィアにあるサン・マルコ大聖堂とイスタンブールのアヤ・ソフィアをヒントにして設計されています。

白いカララ産大理石が敷き詰められていて、大理石の階段を登った所には、象牙と黄金の玉座がそこに据えられるはずの予定でした。しかし建て主ルートヴィッヒ2世の死によって、その玉座の製作は中止されました。もちろん今でも、玉座のスペースがぽっかりと空いているので、「玉座の広間」は未完のままになっています。

玉座の上にある壁絵はヴィルヘルム・ハウシルトの手による作品です。上部にキリストとマリア、ヨハネが描かれていて、その下には椰子の木の間に6人の「聖王」が描かれています。「聖王」は、左からポーランド王カジミール、ハンガリー王シュテファン、ドイツ王ハインリッヒ2世、フランス王ルイ9世、スペイン王フェルディナンド、イギリス王エドワードになっていて、玉座の広間の他の側面の壁絵はこの6人の「聖王」たちの伝記がモチーフとなって描かれています。大理石階段の左右には、神の掟を伝える「十二使徒」が描かれています。

中央の円天井の青地に散りばめられた黄金には、太陽と星からなる「天空」を示しています。動植物をモチーフにしているビザンチン風床のモザイクは「大地」を表しています。そして、その「天空」と「大地」の間にある空間は、「神と人間の仲介者である王の冠」を象徴する豪華な燭台が吊り下げられています。燭台にはガラス石がはめこまれて、96本のロウソクが立ちます。この巨大な燭台の重さ900㎏。燭台を掃除したり96本のロウソクを取り替える時の為に、天井裏にはウィンチが取り付けられています。そのウィンチで燭台の上げ下げができるようになっています。

最新設備のキッチン

調理場には、温水の出る給水設備が備え付けられています。そして完全自動回転串の野鳥獣グリルも設置されていて、食器を温めるプレートウォーマーも壁に埋め込まれています。このキッチン装備は、グルメらしいルートヴィッヒ2世が口出しをしたのでは?!と思われるその当時としては最新の設備です。調理場の隣には、調理人のための休憩室もあります。

王の執務室

ロマネスク様式で作られた執務室は、樫の木を使っていてシックな雰囲気です。壁にかかったいる絵画の題材には、ワーグナーのオペラ作品に影響を受けて「タンホイザー」と「ヴァルトブルク城の歌合戦」が描かれています。絵画の「ヴェーヌス山のタンホイザー」が描かれていますが、吟遊詩人タンホイザーは女神ヴェーヌスの誘惑に負けて、洞窟に入って官能の快楽に溺れていく姿が描かれています。ルートヴィッヒはこの絵にインスピレーションを受けて、執務室に続く空間に「洞窟」を造ることを思いつきました。

洞窟

居間と執務室の間には人工の小さな洞窟を造っています。この洞窟は、城の4階とは思えない空間を演出しています。ここに続く執務室には「タンホイザー」をワーグナーのオペラ作品を題材にしている絵画が飾られていますが、この洞窟は「タンホイザー」の中に描かれているヴェーヌスの洞窟を再現させて作っています。この洞窟は、ミュンヘンの風景造形家のディリゲルの作で、粗麻(あらそ:表皮のついたままの状態の麻の繊維)と石膏が使われています。

歌人の広場

この歌人の広場の大きさと設計はヴァルトブルク城の「歌人の間」を参考にして作られていますが、装飾ははるかに豪華になっています。壁の絵画の多くは、ワーグナーがオペラの題材とした「パルシファル伝説」の絵画になっています。ルートヴィッヒが敬愛して心酔していたワーグナーの「タンホイザー」ですが、アイゼナハ近郊のヴァルトブルク城で13世紀に詩人の歌合戦が開催されたという史実をもとにして作られました。ルートヴィッヒ2世は「タンホイザー」にちなんでこの城に「歌人の広間」を作ることを熱望していたので、この「歌人の広場」を中心にしてこのお城を建てさせています。

居間

大きなサロンと柱で仕切られている「白鳥の間」からなる部屋です。この部屋には、「ローエングリン」の伝説にまつわる絵画が飾られています。ルートヴィッヒ2世は、「白鳥の間」の小さな空間で、読書や瞑想などで1人の孤独な時間を送ることを好んでいました。部屋の中央のシャンデリアにはロウソクが48本という豪華なシャンデリアになっています。そしてニュンフェンブルクの陶器で作られた白鳥の形をした花瓶なども飾られています。

更衣室

居間と寝室の間には、ルートヴィッヒ2世が着替えをするための更衣室があります。更衣室の壁絵には「中世騎士道の恋愛詩人フォーゲルヴァルデの生涯」が飾られています。

寝室

孤独を愛していたルートヴィッヒ2世の寝室は、凝った装飾が施されています。豪華でありながら、落ち着いた雰囲気の寝室が好みだったことをうかがわせる寝室になっています。ベットの天蓋と側面に木彫りされていますが、足側の木彫りには「眠りと死を象徴的に暗示するキリストの復活」が描かれています。そしてルートヴィッヒ2世の身長は191cmという長身だったので、ベットも特大サイズです。壁には「トリスタンとイゾルデ」の場面が描かれています。1886年6月にこの寝室で逮捕されることになり王位を剥奪されて、そのままベルク城に護送されました。

見学するには?

4~9月の春夏の期間は9―18時、10~3月の秋冬の期間は10―16時の間に見学することが出来ます。ノイシュバンシュタイン城の館内見学するには、ツアーへの参加が必須となっているので、麓のホーエンシュヴァンガウにあるチケット売場で事前にツアーのチケットを購入する必要があります。予約なしでノイシュバンシュタイン城を訪れたとした場合、お城でのツアーチケットは販売されていないので必ず事前予約が必須になっています。

麓からお城までのアクセルは、坂道を徒歩で上がる方法と、チケット売場の先にあるバス停からマリエン橋近くまで運行されているバスを利用するか、もしくはバス停近くから出発する馬車を利用して、終点から城までを徒歩にするかのどれかの方法になります。バス&馬車は有料です。